土壁セルフビルド仕上げ

2017/2/21

こんにちは!

大工の井上です!

昨日の風は凄かったですね。被害がないことを祈ります。

前回住まい手が塗った土壁が乾き先日仕上げの中塗りをしました。

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とても良い感じに割れて乾きました。

この感じで仕上げられる住まい手もいらっしゃいます。

今回の息子君気合いが違います!

ダッシュ村の城島さんらしいです!


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中塗りは土に砂を混ぜて仕上げていきます。

楽居の土は岐阜県の多治見市の土を取りにいき仕様しております。

土壁の仕上がりは割れの入り方等、塗り方、環境により様々な表情を見せてくれます。

また時間がたち、まれに土の中の鉄分の量が多い事から「サビ」といわれる黒ずみも出てくる事もあります。サビはとても良い味で、風情が感じられます。

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綺麗に濡れました!

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最後に息子君の手形でフィニッシュ!

住まい手も自分で家造りに携われた事を喜ばれておりました(^-^)

この後土壁の表情を楽しみながら生活される事でしょうね?


春の嵐と多肉植物

2017/2/20

朝から、突風吹き荒れる七里ヶ浜 An・Jour です。
まるで台風並みの勢いで、塀の上に乗せていた鉢植えが、風にあおられて落下..

割れた鉢やこぼれた土を片づけているときにも、目を開けていられないような状況です。
夕方以降も風の強い一日となりそうですので、皆さんも外出時、帰宅時には、どうぞお気をつけください。

本当は、An・Jour内の植物を植え替えたり、切り戻したり、少し手を加える予定でいましたが、今日は断念。
どうにかしたいな..と、特に気になっているのが、多肉植物の寄せ植えです。

だんだんと背が伸びて間延びしたり、枯れ混んでスカスカした場所が出てきました。
ちなみに、全盛期には、まさにモリモリの状態。↓

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季節の違いはありますが、やはり、ずいぶんスッキリとしてしまいました。↓


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まだ小さいですが、植え足し用の株を調達中。全然足りません..笑。

伸びすぎた株は切り戻して乾燥中。発根したら順番に植え戻す予定です。
一気にやると、大仕事になってしまう庭仕事ですが、日々少しずつ、楽しんで進められたらと思います。

m.miura

 


ウッドデッキのメンテナンス

2017/2/19

こんにちは

先日春一番がふきましたね。

庭の木々も芽吹き始めています。

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楽居では、ウッドデッキの材料は杉の赤身(芯の部分)を使っています。

カリンやイペといった樹種も耐久性に優れていますが、

金額は杉の10倍以上と、材料コストがかかるため、

実は耐久性がとても高い杉の赤身を使用しています。

また、カリンなどに比べて、杉は柔らかく足あたりがよいので、

使っていても足が疲れる事がありません。

 

杉の場合、環境にもより、5年から10年程度で部分的に腐りがでたり、

材が痩せてきたりとメンテナンスが必要となります。

もちろんすべてを作り替える必要はなく、

必要なところだけに手を入れてあげることで、

その先また5年10年と使う事ができます。

 

メンテナンスフリーをうたった樹脂製のデッキ材なども売られていますが、

やっぱり本物の木の良さには敵いません。

もちろん、どこに価値を見い出すのかは、人それぞれですが、

愛着を持って、手をかけて、使っていってもらえれば、

作り手としてはとても嬉しいことです。

 

ここ最近、私が楽居に入ってすぐの頃にウッドデッキをつくった2軒が、

約7、8年目で、傷みがでてきたと、住まい手から連絡をいただきました。

もうそんなに経ったのかと感慨深い気持ちです。

 

これからも長く使ってもらえるように、

楽居の大工が責任を持ってしっかりメンテナンスに伺います。

 

 

写真は私の一番最初の現場だった稲村ケ崎のパン屋さん、リチャードのパンです。

 

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はやさき


土間仕上げ

2017/2/18

こんにちは!今日は暖かく透き通るような良い天気ですね。

戸塚の新築工事、建物内の照明等の取り付けも終わり、今日は玄関の土間を施行中です。KIMG1639使っている材料はKIMG1644エコグローブ。透水性・保水性にすぐれ緑化の補助としてもよく、人や環境にもやさしい楽居では良く使われる優れものです^ ^ 

施工の際、水分が少なすぎると施工性が悪くなり、また水分が多すぎても浸透性が悪くなるおそれがあります。適度な配合で鏝でならしていきます。

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角を丸くする為に専用の50パイ丸面の鏝を使い綺麗に仕上げていきます。

本日はここまでです。エコグローブは自然な質感と風合いがでて素敵な仕上がりになります。乾燥後が楽しみですね。


経年変化

2017/2/17

こんにちは大工の浅利です。

湯河原の山の上に楽居の工房(頑居堂)があります。IMG_0802IMG_0801

今年で建物が建って7年が経ちます。丸太の梁を伝統工法で組み上げた建物で始めて訪れた方はしばし言葉を失って見てしまうほど美しい建物です。住まい手の家に沢山使われる造作材はここ頑居堂で作られています。IMG_0798

7年の間に日差しや雨、風などにより木の部分が黒っぽく変化してきました。新しいときとはまた違ったいい味を出してくれ、落ち着いた雰囲気をかもしだしてくれています。

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土壁なども色がどんどん変化していきます。

やはり経年変化によって色などが変化し雰囲気が変わるのは自然素材ならではだと思います。

しかし経年変化によって木が反ったり(曲がったり)それにより割れたりという事がありますね。例えば外壁に板張りを使い板が痛んでそこから雨漏りの原因になるとのでは思う方も多いと思います。

楽居では木の経年変化を想定して対策をたくさんしています。IMG_0699

防水紙の2層貼りやIMG_0660

木との接点は全て防水テープで処理しています。また木が腐り取り替えなければいけない時の事を考えた施工をしています。IMG_0796

頑居堂の板張りは鎧張り(上下隣り合わせの板を上の板の端が下の板の上になるように重ねていく)という張り方です。板は銅釘で止めていますが重なりあっている下の板には釘が刺さらないようになっています。一枚の板の釘を抜くだけで上下の板を痛める事なく外す事ができ取り替える事がができます。

永い目で見るとメンテナンスは必要になりますね。これは新建材(サイディング等)の家もおなじで経年変化により痛みが出て塗装などのメンテナンスは必要になってきます。

楽居では住まい手さんにお引き渡しをした後も永いお付き合いをさせて頂いてます。木の家づくりのプロとして住まい手のよりよい生活のためにこれからも細かいメンテナンスに応じていきます。