秦野の家 完成
2022/4/30
連休はいかがお過ごしでしょうか。
湘南鎌倉は、今日は好天のお出かけ日和です。
それにしても最近は雨が多くて、気温も上がったり下がったりで困りますねぇ
少し時間が経ちましたが、秦野の家が2月の終わりに完成し、
無事に引き渡しを終えました。
土地探しから含めて、2年とちょっと。
土地が決まってからは、ちょうど1年で完成となりました。
外観はシンプルな総二階建ての片流れ屋根としました。
住民協定の北側斜線が厳しく、水下は天井高さを2mほどに抑えています。
外壁は杉板のウッドロングエコ塗装&水性白塗装。
住まい手自らが塗装を行いました。
公園に面しているため、視界がスコンと抜けて、山の稜線がとても綺麗に見えます。
ダイニングは朝日がたっぷり入る北東側で、大きな窓を設けました。
当初は1.1mの高さの窓の予定でしたが、
工事中に、やっぱり大きくしよう!と、1.3mの高さに変更することに。
これが大正解で、開放感のある場所となりました。
ダイニングのお隣は、屋根付きのバルコニー
隣家に平屋部分(青い屋根)があり、ちょうどそこからも山が見えるかなと
この位置に決めました。ばっちりです。
ここは洗濯物を干すための場所ではなく、
食事をしたり、本を読んだり、お昼寝したりするための場所です。
たまにはテントを張って、お家キャンプをするのも良さそうですね。
広さはちょうど、4.5帖分
夕暮れに一杯やるのも良いですね
洗面台は個室にせず、廊下の一部のオープンスペースに設けました。
W1.1mのシンプルな造作の洗面台。
個室は、お子さんがまだ小さいので、将来的に間仕切りできる仕様にしました。
アクセントに濃紺の扉。
最後はロフト。
9.5帖分、たっぷり収納ができます。
ロフトの窓からは、この景色。
なんと江ノ島が見えるのでした!
もっと大きな窓をつけたいところですが、ロフトには窓の大きさの規制があります。
と言うことで、これが最大限大きくしたサイズ。
以上、新築物件のご紹介でした。
最後に、
引き渡し後、住まい手からいただいたメールごご紹介します
『本当に眺めがよく、毎日朝日を見ながら、いい家だなと話しては満足しております。
早く2階に上がりたくて、いまだかつてないほど早起きをしています。
子供達も凄く楽しそうに走り回って遊んでおり、とても気に入っているようです。
家族みんな非常に楽しい毎日を過ごさせてもらっています!』
最高の褒め言葉にニヤニヤが止まりませんでした。
概要
延べ床面積 約32坪(バルコニー含む)
外壁 :無垢杉板
内装床:無垢杉板(WATCO塗装)
内装壁:漆喰・壁紙
内装天井:構造用合板現し・ラワン合板(WATCO塗装)
稲村ガ崎 リノベーション 完成
2020/7/12
少し前になりますが、4月を目前に桜が咲き始めた頃、
鎌倉稲村ヶ崎 戸建てリノベーションが完成しました。
山の上から海を望む、素晴らしいロケーションの物件です。
床材は、のこぎりで切り出したエッジをそのまま生かしたラフオーク
キッチン扉は床材と合わせてオークのラスティック、
天板には黒に近いグレーのモールテックスを採用しました。
既存の赤レンガの柱に合わせて、キッチン壁にも赤レンガを新規で入れました。
ルーバー天井で奥行きのある空間を強調しています。
薪ストーブはスキャンサーム シェーカー を導入しました。
スッキリとした他にはないデザインがスタイリッシュな空間にマッチしています。
新築時の70年代の有機的な要素を生かしたいと、
ストーブ下の床タイルはヘキサゴンタイルと木が融合するようなイメージで突き合わせました。
なかなか職人泣かせの作業となりましたが、手間をかけた甲斐ありインパクト大です。
各部屋の家具は大工が手加工でヴィンテージ風に仕上げました。
一部、既存を生かした仕上げ ( 赤レンガ柱など ) や ラフな床、ヴィンテージ風家具のため、
住まい手のK様より
「新居だけれど、傷や汚れなどに気を遣わず、生活していてストレスがない!」
と以前の新建材のお住まいと比較して感想をいただきました。
既存の状態はこちら
建築当初の住まい手は工務店を経営されていた方とだけあって、各所に粋なこだわりがみられ、
和と昭和モダンが融合したポテンシャルの高い物件でした。
工事では一度、スケルトンにしています。
山の上という立地やボリュームの大きさが相俟って、根気のいる現場でしたが、
住まい手の人柄とロケーションに救われ、大変な中でも楽しい現場でした。
延べ床面積50坪以上の贅沢な平屋リノベーション、次回 造作風呂につづきます…
屋根:銅葺屋根(既存)
外壁:杉板貼り
室内床:杉板・タイル・オーク(ラフ仕上げ)
室内壁:漆喰・珪藻土・クロス
近藤
すまい手の声 01
2020/6/30
梅雨入りし、ジメジメした日が続きますね
自粛期間が明けたとは言え、家で過ごす時間が長くなり、
家のあり方を考える方も多くなったのではないでしょうか。
そこで今日は、楽居で家をつくったすまい手の声をご紹介します。
新築し、3月に引渡し・引越しをされた愛川半原の家のすまい手からのメールです。
お引越しされる前は、団地にお住まいだったので、
そのまま自粛期間に入っていれば、子供にとっても親にとっても大変だったと思いますが、
新しい家の周りには山も川があり、
さらには広いお庭(&ボルダリングまで)もあり、
過ごし方は随分と違ったものになったことでしょう。
こちらのすまい手からは、
一日のルーティーン、休日の過ごし方、理想の生活等について書かれた文章を計画前にいただきました。
例えば、
「朝のルーティーン 起きる→トイレ→髭を剃る→着替える→荷物を持つ→朝食→通勤」
「子供は広いLDKで家中をアスレチックにして遊びまわる。散らかるおもちゃで家中ぐちゃぐちゃ、、傷つけたり壊さらたり落書きされたりするんだろうな、、」
「夜は一人でカウンターで晩酌する。資格を取るための勉強も、仕事の勉強もカウンターでする」
「休みの日は自分も家事を手伝う、料理も作りたい。ショッピングモールまでお出かけしたり、外でランチしたり、山に行ったり」
まだまだあって、こういうイメージが、A4で5枚分くらい。
(楽居内ではこの手の要望書を通称、ポエムと呼んでいます!)
工法や素材、広さや間取りなど家本体を考えることに加えて、
こんな風に暮らしたい、過ごしたい、という生活のイメージがあれば、
取捨選択がしやすくなり、
出来上がるものは、より良いものになると、これまでの経験上感じています。
家づくりの中で、諦めたモノやコトはきっと多くあるだろうと思いますが、
それでも、「最高な家」になったようで、
お手伝いする身としては、とても嬉しい言葉でした。