お引渡し前のお掃除
2017/3/2
こんにちは!大工兼設計の松本です!
今回は、先日無事お引き渡しが終わりました戸塚の現場です。
実は戸塚の現場は、僕が楽居に来てから初めて携わったお家です。
初めて来たときにはまだ外壁の左官が終わっていなかったり、
室内では漆喰仕上げも終わっていなくて、下地の状態でした。
そこから3ヵ月程度。あれよあれよという間にお引渡しまで行きました。
僕は事務所での業務もあり、毎日現場にはでていなかったので、
尚更その早さに驚きました。
住まい手のご家族はまだかなまだかなと、僕より遅く感じたのでしょうか。
それともあっという間だったのでしょうか。
時間の感じ方が変わるのはなぜなのかといつも疑問に思っています。
さて、話が変わりますが、お引渡し前には徹底した掃除が行われます。
クリーニング屋さんも入りますが、風などですぐに汚れてしまうので
お引渡しぎりぎりまで掃除をします。
僕の担当は窓です。
掃除が甘いとカメラのピントがガラスについているよごれに行ってしまいます!
細かいよごれも拭き残しの無いよう、しっかり拭きます。
無事ガラスにピントが行くことなくおしゃれなキッチンを写すことが出来ました!
このアイランドキッチン…かなりいいですね!
僕は自分の家を将来建てるとしたら、
アイランドキッチン、ホームシアターは必ずつけたいと思っています。
土壁
2017/3/1
こんにちは。今日は土壁について少しご紹介します。
楽居では自然素材を活かした家づくりを展開しておりますが、土壁もその内の代表的な素材です。
土壁のメリットとしては、蓄熱効果、調湿、遮音効果、また有害分質などを抑える効果も期待できます。(詳しくはホームページをご覧くださいm(_ _)m)
土壁の効果もさることながら、その仕上がりの質感や風合いも良いものです。
荒壁で一発仕上げの仕様
あえて荒々しく、ヒビ割れの表情も自然の造形として現れます。
荒壁の上から、土に砂、ワラスサを混ぜ込んでしあげます。ヒビ割れも軽減され、落ち着いた雰囲気が空間に味を醸し出します。
砂と漆喰を混ぜ仕上げます。鏝の押さえ方によりビシッと面を出した仕上がりから、あえて鏝むらをだし表情を作り出すこともできます。またアルカリ性の漆喰はカビの繁殖を抑える働きもあるといわれています。
このように日本の伝統的な土壁ですが、照明や、インテリアによって沢山の表情をみせてくれます。可能性の広がる素材といえますね。
只今進行中の逗子の家でも、住まい手による土壁のセルフビルドが行われました。徐々に乾燥し始め、よい風合いがでてきました。ご家族の思い出と素敵な空間を作ってくれる事でしょう^ ^
それに土壁には人の心もあたたかくしてくれる効果もあるようです^ ^
t.nagashima
逗子の家仕上げ
2017/2/28
こんにちは!
大工の井上です!
良いお天気が続いてますが、まだ寒いですね。風邪が流行っております。みなさんお気をつけてください。
さて逗子の家では、木工事の仕上げを迎えております。
楽居の家では竹小舞に土を塗る土壁を良く扱いますが、プラスターボードも張ります。
プラスターボードも平均1棟で200枚張り、
ビスは18,000本くらい打ちます。
このボード下地を基準に、漆喰、クロス、タイル、で仕上げる大事な仕事です。
僕たちは左官屋さん、クロス屋さん、タイル屋さんが入る前にボードの汚れを拭き、ビスが出ていないか全てチェックします。
これも僕たちの後に入る職人さんが、気持ちよく丁寧に仕事をして住まい手に良い物をご提供したいと思う事からです。
下地で見えなくなるからこそ、大事だと思います。
現場を綺麗にする事も当然。
みんなが仕事しやすい環境、住まい手が安心できる現場を心掛けていきます。
戸塚の家 お引渡(続き)
2017/2/27
「戸塚の家 お引渡」の続編です!
階段をのぼった、その先にあるのは洗面台。
主寝室と子ども部屋は2階にあるため、メインとなる1階の洗面室に加え、これくらいゆったりとした洗面スペースがあると、大人数のご家族の身支度にもよさそうですね。
落ち着きのある主寝室。
いずれ間仕切りを設けることで、もう一室個室をとれるように、扉を二つつけています。
建具のガラスは、「からたち」というレトロなデザインガラス。
縦横に入った桟のデザインについても、複数パターンの中から吟味していただいて、製作しました。
ダイナミックに一枚板を用いた書斎。
壁紙やウッドブラインドのシックな色味が効いています。
ウォークインクローゼット。
無垢材で製作した枕棚とハンガーラック以外は、オープンなつくりなので、使い方は自由自在です。
そして、2階のホールからロフトへ続く階段。
天窓からの光が、階段越しに、1階のダイニングキッチンまで届きます。
広々としたロフトは、将来お子さんの秘密基地になりそうな予感。
天窓のおかげで、照明をつけなくても、日中は十分明るい印象ですね。
こうして、住まい手ご家族のたくさんの思いとこだわりがつまった家が完成しました。
これから、外構・お庭、インテリアを含めて、どんな住まいになっていくのか、またどんなライフスタイルを送っていかれるのか、家づくりに携わった一員として、心から楽しみにしています。
そして、日々のメンテナンスを始め、今後とも末永いお付き合いをお願いしたいと思います。
m.miura
祝。地鎮祭と、祝。お引き渡し
2017/2/26
こんにちは。
2月の最終日曜日となりました。
今週(先週)は、地鎮祭、引き渡しが続き、大変おめでたい一週間でした。
まずは、横須賀 若宮台の家
一年半の構想期間を経て、ついに地鎮祭が執り行われました。
あの春の嵐の日です。
雨がぱらついたり、曇ったり、晴れたりとめまぐるしく変化する天候の中、
いよいよ竹が飛んで行くのではないかと、これまでにないどきどきのお式でした。
このご家族にとっては、節目の日にはいつも雨が降るそうで、
この日も例に漏れず、記憶に残る節目の1日になったのではと思います。
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続いては、鎌倉 腰越の家
こちらもお付き合いは長く、最初にお会いしたのは2年以上前!
その間に、新しい命が誕生し、計画再開、いよいよ地鎮祭の運びとなりました。
敷地内では梅の花が咲きはじめています。
奥様の思い出の木ですが、
新しくつくる擁壁に干渉してしまうため、このまま残しておく事ができなくなり、
さようならをする事となりました。
とはいえ、ただ伐採するのではなく、どんな形になるかは分かりませんが、
家のどこかに使ってあげられるように、工房で保管することとなりました。
残念ではありますが、次の形が楽しみです。
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最後に、これまでブログで紹介してきた戸塚の家。
流しそうめんをした上棟式から、約半年。
昨日、無事予定通りにお引き渡しを迎えました。
奥様の実家の建て替え、そして、ご両親との同居ということもあり、
計画当初はみなさんそれぞれの想いや意見があり、なかなか話をまとめることが出来ず、
新築計画そのものがストップし、
もう出来ないのかも、、と私自身諦めそうになるほど難航した家でした。
それでも、いざ、計画再開となると、あれよあれよと話しは進み、上棟、
そしてあっという間の完成です。
もちろん、その間にご家族の間ではいろいろな調整がされてきたのだと思います。
昨日のお引き渡しの中で、最も印象的だったのは、
ご家族みなさんが、お互いに感謝し合う姿でした。
家族とはいえ、他人同士が一緒に暮らすことでもあり、
家をつくるというのは、とても繊細で難しく、大変な事なんだと、
今回ひしひしと感じました。
喜んでいる姿を見て、諦めないでよかったなぁと胸がいっぱいになりました。
出来具合、みてくださいね。
双子屋根の外観。
これから植栽をしていきます。
玄関。
一枚板の式台、ニッチ(壁を掘込んだ飾り棚)
ダイニング
大判のタイルに、漆喰の壁
オーク材をつかったオーダーキッチン
ダイニングの奥にリビングがつづきます
4面を障子でかこったリビング
床板はオーク。
奥には3帖の小上がりの畳スペースがあります
ダイニングの中の階段
洗面室は、総桧貼り
お風呂も同じく桧の壁と天井
モリスの壁紙をアクセントに貼ったトイレ
楽居OBの中には、この鏡に見覚えのある方もいるかと思います。
西鎌倉の事務所時代に、事務所で使っていたものです。
すてきなおうちにお嫁にいきました。
2階へ。
この続きは、また次回。おたのしみに。
地鎮祭とそしてお引き渡し、おめでとうございます。
はやさき