「木」に寄り添う
2017/4/24
こんにちは 楽居の三浦です。
あんなに咲いていた桜もだんだんと新しい緑の葉をつけ
通勤時に見える山々もすがすがしく 春から夏の色に変わってきましたね。
さてさて、最近では都会でなくとも 道路が整備され女性の方がヒールで歩くのにも
歩きやすく、男性なら革靴で歩いていても汚れることなく歩きやすいですね。
以前住まい手さんと家づくりをしている際にこんな言葉を聞いた事を思い出します。
「最近 土踏んでないなぁ。」
確かに。。
都会で過ごしていると、職場と自宅の往復が日常でなかなか
土の上を歩くということは少なくなりましたね。時々その言葉を思い出し私も
「最近 土踏んでないなぁ」
と考えます。
人工的なものは、とても使い勝手を考えられて作られており素晴らしい
と思います。一つのものを作ろうと考えたときにどれほどの人たちが
どれほどの時間を考えて作ってきたものだろうと。
普段は、便利なものに囲まれて生活していても
やはり、休日には「自然」を満喫できる場所へ足を運びたくなるものです。
子供と一緒に山へ行き、でこぼこな道を歩いたり 海や川へ行きしょっぱい水や
せせらぎを聞く。
癒されますね。
そうそう 私共は家づくりをしているのですが、「木」をたくさん使います。
一般的な家ですと それを特に感じられるのは上棟式などで構造が見えている時だけですが
楽居の家は、それ以降もとにかく「木」の存在が感じられる家が多いです。
まさしく「木」の家だと。
「休」という字は 「人」「木」と書きますね。
この漢字をみると人は、木に寄り添い体を癒すものと
人は、「あーーーー山行きたい!」とか
「あーーーー海行きたい!」とか
「あーーーー紅葉見たい!」とか
自然に触れたいという欲求が備わっているのだと
そんな生活の中で、自分の家で少しでも「木」に触れることができ
小さくてもいい!庭に畑があり野菜などを育てることができれば
特別な時の自然との触れ合いがもっと 日常でも。
なんてことを思います。
人は木に寄り添い 「休」。
横須賀の家・上棟式とお茶会
2017/4/23
こんにちは
GWが近づき、鎌倉は日に日に人が多くなってきています。海沿いも大渋滞。
今朝は半休をもらい、友人にお誘いしてもらったお茶会に行ってきました。
鎌倉は浄妙寺に構える明王院。新緑が美しいです。
「手鞠」
これも美しい。
肝心のお抹茶を取り忘れていましたが、久しぶりに頂くお茶に、
背筋がピンとするのでした。
さて、先日横須賀の家、上棟式が執り行われました。
間口一杯に上屋と下屋が重なり、町家のような佇まい。
いい感じです。
上屋は瓦、下屋は銅板葺きとなります。
柱や梁が見える真壁造りで、壁には土を塗ります。
天井の仕上がりは、こちら。
木の量の多さに、みなさん驚いていました。
このご家族、節目の日はいつも雨だったと伺っていましたが、
この日の夜もやっぱり雨が降り、例にもれず、となりました。
はやさき
瓦屋根①
2017/4/22
こんにちは。
横須賀の新築工事、今週から屋根の仕上げが始まりました。前回の野地板の上に更に防水材を敷き、瓦桟(かわらざん)を打ち付けていきます。昔は土葺きで屋根に土をのせて瓦を固定していましたが今は瓦桟に瓦を引っ掛けて釘で固定する工法が主流になっています。全ての瓦が乗り、一枚一枚丁寧に取り付け、仕上がっていきます。
天気次第ですが順調にいけば来週には仕上がった瓦屋根が見られるでしょう。楽しみです。
AKITA続き
2017/4/21
こんにちは大工の浅利です。
4月も半ばを過ぎ景色のなかに緑がとても多くなりましたね。
湯河原の頑居堂では赤や黄色のチューリップがきれいに咲いています。
さて先日は湯河原吉浜海岸にある店舗 AKITA でカウンターのワックスがけでした。
今回はこのBRIWAXを使用します。
蜜蝋を主体としたオイル系ワックスです。
この乾拭きが大事で少し汗をかくぐらい何回も乾拭きしていきます。
乾拭きするほど艶が出てきます。
何年も使い込んんだような見事なビンテージ感です。
ドリップマシンなども設置されました。
店内は楽居テイストをふんだんに盛り込んだつくりになっています。
只今準備中ですのでもうしばらくお待ちください?
経年変化の魅力
2017/4/20
こんにちは!
設計兼大工の松本です。
今回は私事ですが、
楽居に入社した際、ブライドルレザーの名刺入れを購入しました。
本革は、エイジングといい、
使用していくうちにツヤが出たり、色が変化していく特性があります。
傷や痛みも含め、世界に一つしかない自分だけの物にしていくのが革の醍醐味です。
自然素材ならではの経年変化は、家づくりにも共通した魅力です。
土壁では割れの入り方、サビ、無垢材では、色に深みが出てきたりと、
素材ならではのいい風合いを出します。
経年変化を楽しめるような素材を使用すると、落ち着く雰囲気になり、
飽きの来ない味のある住まいに変わっていきます。
人生を共にする住まいですから、少しずつ変わっていく表情を楽しんでいだける住まいにできたらと思います。