草屋根に今年は
2017/5/22
こんにちは 楽居の三浦です。
今年は湯河原の工房の草屋根に夏に収穫できる楽しみなものを植えてみました。
2階の草屋根にはモミジが植えてあります。
草屋根の形状をモミジが植えてあることろだけ
鉢のように深くしてあるので、今年もこんなにきれいな緑の葉を茂らせてくれました。
そんなモミジの脇に今年はスイカを植えてみました。
栄養は鶏小屋に備えているコンポストで出来た肥料を使いました
追肥もコンポストの恵みだけでやってみようと思っています。
スイカはたくさんのツルが地面に広がる植物なので、草屋根にはとても効果的な
植物です。きっとズッキーニとかでもいいですね。
夏に頑居堂の草屋根で育ったスイカが食べれることを祈って
大事に育てたいと思います。
鎌倉の古民家 お引き渡し
2017/5/21
こんにちは。お天気の週末ですね。
今日は、鎌倉の古民家改修現場のお引き渡しでした。
戦前の建てられてからこれまで、たくさんの文化人が住んでこられた家だそうです。
今回は、既存の雰囲気を生かしつつ、
水回りと家の顔である庇をきれいにする改修工事でした。
外観 Before
↓
After
長年耐えて、歪んで垂れてしまった庇を作りかえ、
新しくガルバリウムの板金を葺いています。
外壁は、オーナーさん自らが塗装をされて、とても綺麗になりました。
(一部、まだ塗り途中ですね!)
作業中も大工が集まり、雨仕舞いを検討していました。
汚れが溜まり、年代を感じさせる廊下の手洗いは、
Before
↓
After
藍色の陶器の手洗い、真鍮の水栓に交換しました。
続いて、洗面室。
Before
↓
After
継ぎ接ぎの床は、杉板を貼り、壁は漆喰できれいに仕上げました。
洗面台は、人気の高いTOTOのSKシンクを。換気扇も交換しました。
せっかく綺麗になっても、換気扇が見えていては野暮ったいので、
木格子のカバーをつけてみました。
明るく清潔感のある洗面室となりました。
せっかく海が近い鎌倉の地ですので、外部に新たにシャワーを設置しています。
足元の砂利は、こちらもオーナーさんによる施工。
今後、賃貸として貸し出されるそうです。
古い家ですので、隙間や傾きはありますが、
豊かな暮らしができそうですね。
ちなみに、
玄関やお部屋も趣があり、とても素敵です。
鎌倉での古民家生活、いいですね〜
映画のようです。
はやさき
改修工事④
2017/5/20
山北町の改修工事、大工工事も終わり左官屋さんの仕上げ作業が始まりました。先ずはカーボンコートで中塗りしていきます。
カーボンコートが乾いたら漆喰に藁すさを混ぜて仕上げていきます。つなぎ材のすさを混ぜることでヒビ割れを抑えてくれますし、漆喰だけの仕上げとは違ったいい味わいもあります。いい感じです。完成まであと少しです。
雨戸修理
2017/5/19
こんにちは大工の浅利です。
今日は外で仕事していると汗をかく位の陽気ですね。
この雨戸は約50年程前に造られたもので雨風があたる表面は削れているところはありますが、雨戸自体は傷んでいるところは無く、無垢の木材が持つ自然の力の凄さを改めて感じます。
ただ戸車(雨戸の下につける小さな車輪)が傷んでいたり、木の経年変化による反り、捻れにより両手で開閉しないと動かない状態でした。
雨戸を外してみると戸車が錆びてしまい車輪がまわらない状態でした。
戸車自体を新しいものと交換です。
鴨居が下がり扉と干渉して動きが悪くなっていたので微調整していきます。
カンナで削っていきます。
そして隙間なくしっかり閉まるか建てつけの確認です。
これは戸車の高さを調整して建てつけをあわせていきます。
片手で軽く押すだけでスムーズに動くようになりました!
この雨戸のように不具合が出たら手を加えてかげて、木の経年変化と上手く付き合っていくことが大切だと実感しました。
また木の経年変化を愉しむことができるのも自然素材ならではだと思いました。
古民家改修工事
2017/5/18
こんにちは。
大工兼設計の松本です。
昨日は少し肌寒く、まだまだ上着をしまえずにいます。
さて、鎌倉で行っていた古民家改修ですが、
先日クリーニングが入り、そろそろ鍵のお引渡しとなりそうです。
外壁の塗装途中ですが、趣が感じられる外観です。
平屋特有のどっしりとした構えに安心感を感じます。
脱衣室では無垢の床板を張り替え、洗面周りの取り換え、換気扇カバーの製作等を行いました。
古いからと言って全て取り壊しをするのではなく、少しずつメンテナンスをしながら良いものを残していく。
良い物を作り、長く愛用してもらえることは,作り手にとっても幸せなことです。