梅雨と土壁

2017/6/15

こんにちは!
設計兼大工の松本です。

晴れた日はとても暑く、雨の日は冷え込み、最近の温度差にすっかり参っています。

しかし、温度差の激しい梅雨の気候の変化の中でも、An・Jour内では一変してカラッと涼しい快適な空気になります。

土壁の調湿効果により梅雨のジメジメとした湿気を吸って、過ごしやすい湿度に調整してくれているからです。

 

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土壁は、古来から日本の建築に使用されており、エアコンや除湿機等空調の無い時代に、

暑い夏を乗り越える為の知恵として採用されてきました。

調湿以外にも、遮音、蓄熱、有害分質抑制などの効果も期待でき、

最近は土壁が再注目され、土壁を採用する所も少なくないと聞きます。

 

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機能だけでなく、ヒビやサビ等の経年変化による味や、

土・すさ・藁の香り、何とも言えない空気・雰囲気が楽しめるのも魅力です。

 

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土壁だけでなく、構造から小物まで素材の魅力を余すことなく感じられるような提案をできたらと思います。

 

菜園のトマトには実がなり始めました!収穫が楽しみです!

 

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仕上げ作業

2017/6/14

こんにちは大工の浅利です。

 

今日は梅雨の合間の晴れですね。

湿度が低く気持ちいいですね。

 

腰越の家では

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玄関ポーチを作るための型枠が作られています。

明日この中にコンクリートを流し込みます。

 

室内ではIMG_1604

 

クロス貼り作業が続いています。

 

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天井にノリのついた紙を貼っていくのですが、見ているとまさに職人技です。

1人で天井に貼り付けるのも困難に思える大きな紙をいとも簡単にシワがないように伸ばしながら貼っていきます。

 

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最後にあまった紙をカッターで切るのですが1ミリの狂いもなく正確に切っていきます。

 

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シワひとつなく仕上がりました。

 

腕の良い職人さんの技術により、家の表情が変わっていきますね。


腰越の家

2017/6/13

こんにちは!

大工の井上です!

あいにくの雨ですね。

腰越の家ではそんな雨にも負けず足場も外れたので外構作業と内部仕上げ工事が進んでおります。

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ポーチの型枠を入れていく作業です。

よほどの雨以外は基本作業しているそうで、なれているようです。風邪ひかないように。

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内部では左官屋さんが漆喰の下塗りのカーボンコートを塗り、クロス屋さんがパテ処理をしています。皆さん手際がよく流石です。

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以前お伝えした、檜の側板、タモの踏み板のストリップ階段も取り付けられましたね。

一段一段踏み板を側板の当たる部分を掘りビシッとはめ込んであります。

厚みがあり、かっこいいです。

チーム一丸となり、最後まで気を引き締めて作業にはげみます!

 


筋肉と水分

2017/6/12

こんにちは 楽居の三浦です。

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土曜と日曜はいい天気になって暑かったですね。

炎天下で長時間 過ごすと具合が悪くなってしまいますね。

今年の夏も暑いようです。

テレビでこんなことを言っていました。

 

人間の筋肉は水分を蓄える「貯水槽」だと

筋肉の量が減ると自然と水分を蓄える量も減ってしまうとのこと!

建築中の工事現場は、気温の変化のまま作業は変わらず

身体にとっては過酷な場所です。

真夏は特に注意して水分をとるようにはしていますが

飲んで、汗で大量に出ての繰り返しです。

 

筋肉は約75%が水分でできていると聞くと

現場で仕事をしている屈強な男たちは、水分の塊。

何てこと考えてしまいました。

マッチョでなくとも、適度な筋肉があることは

大事なことですね。

夏でなくとも、日ごろから水分の摂取と

適度な運動で、筋肉を維持することは大切なことなんですね。

これから、ますます暑くなっていきます。

熱中症に注意して過ごしましょう。

 

 

 

 


楽居の図面

2017/6/11

こんにちは。

今日の鎌倉は曇りったり晴れたり。

6月に入り、海の家の建設がはじまり、海沿いは朝から渋滞気味です。

 

今日は、楽居の図面のご紹介です。

その前に、、

私は小さい頃から、間取り図の虫でした。

建売住宅のチラシを片っ端から眺めて、この家の間取りはいいとか、イマイチだなとか

子供ながらに楽しんでいました。

(建売住宅なので、だんだんと物足りなさを覚えてくるのですが)

そんなこんなで、高校は建築を学べる工業高専を選んだわけですが

そのお祝いに、叔父からある建築家の本をプレゼントしてもらいました。

手描きの図面やイラストがたくさん載っていて、

見ていてワクワクして、世界にはこんな家があるんだ!

こんな家に住みたい、住宅ってやっぱりおもしろい!

と感動したのを覚えています。

 

そんなこんなで、楽居にきて、

間取りを考え、図面を描くようになって気づいたのは、

「図面の見方がわからない人がいる」

ということでした。

自分たちが、これはいい家になるね!と考えたものが、

うまく伝えきれず、ダメになっていった間取りも多くあります。

 

どうしたものかと模索する中で、例の本を思い出し、

見て読んで楽しく、新しい生活がイメージできるような図面にしたいと、

考えたことをたくさん書き込む様になりました。

 

プレゼンの後も、家に持ち帰った図面を見て、

自分の生活スタイルと照らし合わせて、

ああでもないこうでもないと妄想してもらえたらと。

 

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間取り図には、隙間がなくなるくらい書き込みを。

プレゼン内容を忘れても、これを見れば思い出せます

 

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外観のイラストなど

 

DSC_0252家具や家電、外観などのイメージ写真もつけて。

 

このスタイルになってから、

イメージしやすいとかワクワクする、と言っていただける事が増えて、

最初の提案の間取りで、ほぼそのまま建つという事も増えてきました。

 

手描きの分だけ、想いが伝わるのでしょうか。

手間はかかりますが、楽しそうに図面を見てもらえると、こちらも嬉しくなります。

 

新築に限らず、リフォームや店舗でも、

どんな事が出来るのか見てみたい、という方はぜひご相談ください。

図面にたくさん想いを込めて、お渡しします!

 

 

間取りフェチ はやさき