小田原の家 完成写真!
2020/1/27
2020年、
1月も終わりとなりましたが、本年もどうぞよろしくお願い致します。
昨年11月、小田原の家が完成し、お引き渡しをしました。
楽居初の、小田原、防火地域での住宅となります。
外壁はガルバリウムでシャキンと仕上げました(これも楽居初!)
シンプルな片流れの外観に、杉の板塀が映えます。
跳ね出しのバルコニーには亜鉛メッキの手摺を設置
軒裏は、以前も紹介した防火地域でも木を現しにできる仕様で、厚い無垢板を使っています。
玄関土間とリビングは、同じタイルで仕上げました。
太陽光が当たる部分は、タイルが暖かくなり、床暖のよう。新たな発見でした
夏は陽が入らないので、ヒンヤリすごせるはずです。
室内も構造材は見せられないため、天井の梁は付け梁です。
あえて大きな掃き出し窓は設けず、片引きのサッシをTV台を挟んで設けています。
キッチンから。
板塀があるため、ブラインドを上げていても視線は気になりません。
セパレートのキッチンのコンロ側は、一面タイル貼りとしました
今回、楽居でベッドも製作しています。
既成品にはない寸法ができるのはオーダーならでは。
子供室は、将来2部屋に分けられるつくりとしました。
床は杉板ですが、1、2階ともに住まい手が塗装をしています。
カーテンやブラインドも、楽居でコーディネート。
こちらはヒダのないフラットスタイル。
こちらは日本の麻のカーテン、とってもよかった!
防火地域で、いかに内外部で無垢の木材を使うかに挑戦した小田原の家、いかがですか?
先日、住まい手からは「想像以上にあたたかい」と住んでみての感想をもらいました。
気密がしっかり取れている証し
特に気を使って施工している部分なので、楽居大工にとっても嬉しい感想でした。
来月は、愛川半原の家も完成予定です。
お楽しみに
12月28日(土)もちつき大会のご案内
2019/12/19
早いもので、今年も残すところ2週間余りとなりました。
楽居では、今年も、年末恒例のもちつき大会を行います。
開催場所は、湯河原にある楽居の工房「宮上頑居堂」。
家づくりを検討されている方、頑居堂をちょっと見学してみたい方、地域の方々など、どなたでもご参加いただけます!
毎年恒例のイベントで、楽居で家づくりをされたOBの方々にもたくさんお越しいただいておりますので、もちつきを楽しみながら、楽居での家づくりのこと、住み心地、スタッフにはなんだか聞きづらいこと等々、あれこれ話が聞けるチャンスです。
楽居が運営するapplepie & interior shop [AKITA]の出張マーケットでは、数量限定・サクサク生地のアップルパイや生活雑貨、作家さんの一点ものアクセサリー等も販売します。
楽居の工房ならではの一枚板や流木などの掘り出し物もあるかも..
参加ご希望の方はお気軽にお申込みください。
お問合せ、お申込みは下記までご連絡ください。
メール:info@rakkyo.co.jp / 電話:0467-55-8812
長谷の古民家リノベーション 完成しました
2019/11/2
心地の良い季節がようやく来ました。
三連休、いかがお過ごしでしょうか。
先日(台風19号の翌日!)、長谷の平屋古民家リノベーションが完成しました。
二部屋をつなげてLDKに。
天井裏にかくてれいた梁を見せ、勾配天井に変更。
日が落ちるとこんな雰囲気に。
オーダーキッチンと一枚板のダイニングテーブルを組み合わせました。
味のある木サッシは生かして、枠を付け替え、
欄間のガラスは今回新たに仕込みました。
キッチンから見えるのは、格子で囲まれた屋根付きのデッキ
デッキ側から見るとこんな感じ。
トイレは既存の設えを生かして、最新のタンクレスを設置!
タマゴ型かっこいい!
お風呂は、琺瑯の浴槽、十和田石、無節のヒノキ。
床はひんやり感を軽減するサーモタイルを採用しました
お風呂から中庭のデッキ、巨大盆栽を望みます。
見浦、早崎で仕立てました。我ながらなかなか良い感じ
座敷は、既存を生かして、壁の塗り替え(漆喰)と畳の表替えを。
堀炬燵と座卓は新設しました。(床の板を取り外して使います)
格子のデッキは外から見ると行灯のようでした
古民家の良さを生かして生まれ変わりました。
ビフォーアフターは改めてアップしていきます。
愛川半原の家 上棟!
2019/10/5
秋です。
先日、愛川町半原の家が上棟を迎えました。
柱や梁などの構造を見せる真壁造りで、内装の壁の多くは土壁(下地はもちろん竹!)となります。
天井は楽居ではお馴染みの杉の野地板を化粧で見せています。
リビングとキッチン上部は吹き抜けになっており、太鼓梁を掛けています。
リビングは、高野槙とヒノキをクロスで。
キッチンは、ケヤキです。
どーん
この吹き抜け間はブリッジ状になっていて、橋を渡った先が子供部屋となります。
まだ手すりがなく、ちょっとドキドキでしたが、大人も子供も楽しげに渡っていました。
上棟式後、こんなメッセージカードをいただきました。
嬉しくて、思わずパチリと。お花の刺繍は奥様が入れてくれたのだそうです!
ありがとうございました。
愛川半原の家、年明け完成予定です。
各現場、新築の三浦の家、小田原の家、
リノベーションの長谷の家・稲村ガ崎の家が進んでおります。
近江八幡 ラ コリーナへ
2019/8/18
お盆休みはどの様に過ごされたでしょうか。
私は、滋賀県は近江八幡、たねやさんが運営するラ コリーナを訪れました。
多治見のモザイクタイルミュージアムを設計された藤森照信さんによる設計です。
エントランス部分の「草屋根」という棟。
周辺に完全に調和しております。
回廊。軒先は低く深く、
でもベンチに腰掛けるとちょうど良く視線が抜けました。
床も壁も天井も、土を混ぜた左官。
暑い日でしたが、この下は心なしか涼しく感じました。さすが土壁!
草屋根の中。
天井は黒い点々がたくさんあって、アリンコのよう。
ラ コリーナのシンボルはアリらしいので、もしかしたら本当にアリが集まっているイメージなのかも。
草屋根を通り抜けると、田んぼが広がります。
この時期の草屋根は散水が欠かせないようで、軒先からポタポタと水が滴り落ちていて、
その水が小さな川のようになって、(おそらく)田んぼに流れ込んでいるようでした。
左手のたまごのようなものは、土でできた外灯。
田んぼの中には、なぜか岩が。そして岩の上に木が生えている。
田んぼを囲むように「銅屋根」という棟があり、こちらは本社だそうで入ることはできません。
この不思議な屋根は、すべて銅板で葺かれているのだそうです。
銅板葺きは高価だから、これが全部銅なわけないよなぁ、
何でできているのかなぁと思っていたら、調べてみるとやはり銅でした。
これを葺いた職人さんも凄いです。
こちらは栗の木を使った「栗百本」という棟。
内外で栗の木がたくさん使われていました。
この棟の、お手洗へ続く廊下も、この先にお手洗いがあるとは思えないほどの作り込み様でした。
お手洗いの中も、職人の技が光っておりました。
斜めの柱、ニョロっと曲がった柱
回廊の先には、小さな扉。不思議の国です。
子供達がとても楽しそうに走り回っていました。
ジブリの世界の様に徹底された世界観、懐かしい感じもあって、人間くささもあって、
見所盛りだくさんの場所でした。
これを造った職人さんたち、本当に凄いです。
建築って何か、考えさせられますね。
こちらは、ラ コリーナのある近江八幡の街並み。
八幡掘。
新町通り
犬矢来。ぴよぴよ
にょろんとした方杖。
今も現役で使われているヴォーリズの建築もいくつか見てきました。
良い町でした。近江八幡。また行きたい町です。
関東からは少し距離がありますが、まだ行かれた事のない方はぜひに。
ラ コリーナはとても混んでいるので、朝が良さそうですよ。