雨戸修理
2017/5/19
こんにちは大工の浅利です。
今日は外で仕事していると汗をかく位の陽気ですね。
この雨戸は約50年程前に造られたもので雨風があたる表面は削れているところはありますが、雨戸自体は傷んでいるところは無く、無垢の木材が持つ自然の力の凄さを改めて感じます。
ただ戸車(雨戸の下につける小さな車輪)が傷んでいたり、木の経年変化による反り、捻れにより両手で開閉しないと動かない状態でした。
雨戸を外してみると戸車が錆びてしまい車輪がまわらない状態でした。
戸車自体を新しいものと交換です。
鴨居が下がり扉と干渉して動きが悪くなっていたので微調整していきます。
カンナで削っていきます。
そして隙間なくしっかり閉まるか建てつけの確認です。
これは戸車の高さを調整して建てつけをあわせていきます。
片手で軽く押すだけでスムーズに動くようになりました!
この雨戸のように不具合が出たら手を加えてかげて、木の経年変化と上手く付き合っていくことが大切だと実感しました。
また木の経年変化を愉しむことができるのも自然素材ならではだと思いました。