横須賀の家土壁

2017/7/28

こんにちは大工の浅利です。

 

今日は真夏日になりましたね。

さて横須賀の家では室内の土壁塗りが行われています。

 

楽居で使われる土は岐阜県多治見市から運んでいます。

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多治見市は美濃焼きの産地として有名で良い土が取れる事で知られています。

 

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先日も楽居大工の田中により、多治見市から土が運ばれてきました。

使われる土の量はおよそ3〜4トンに及ぶとおもいます。

 

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これは練る前の土です。

土に粘りを持たせる為に、藁やスサなどを混ぜさらに発酵させています。

発酵が進んでいる部分は緑色をしています。

土に粘りを出す為には、発酵させる事が必要不可欠です。

 

土を綺麗に乾燥させるためには、気温や湿度などが大変重要になります。

湿度が多い時などは、室内に扇風機を持ち込んで空気の流れを作り乾燥の手助けをします。

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塗りたてはこの様に平らな面ですが、1週間ほどで

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表面にヒビが入り始めます。

これが乾燥が進んでいる証拠です。

乾燥が進むとさらに色も変化していきます。

 

横須賀の家はさらにこの上に土に砂を混ぜた物を塗り、仕上げていきます。

 

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土壁は同じ様に塗っても、表面の割れ方がさまざまですので個性豊かです。

 

壁の表情がどの様に変化していくか、楽しみですね!