左官砂
2017/4/7
こんにちは大工の浅利です。
いよいよ桜が満開を迎えているようですね!
湯河原町の頑居堂に向かう途中にある桜の木です。
樹齢はどの位経つのかわかりませんが立派な桜の木で夜になるとライトアップされて毎年僕の楽しみになっています。
さて今回は左官砂について
左官砂とは川砂といい粒が大きいものは砂利、それをふるいかけた細かい砂が左官砂になります。
砂は左官作業にとってなくてなくてはならないものですね。例えば
セメントを混ぜたり
土に混ぜたり
または漆喰に混ぜたりなど壁の表情を幾重にも変化させてくれる大切な材料です。
楽居の各現場で使われる砂は湯河原町の建材屋さんから運ばれています。
これには理由があります。
砂は自然から採れるものでやはり産地により違いがあるそうです。
左官屋さんと一緒にお仕事をする機会も多いのですが
“いい砂だなー”
という言葉をよく聞きます。
やはり砂によって水分の含み方も違い、それにより材料の練り加減、そして左官屋さんが材料とコテをとおして手で感じる感触(塗り加減)も違い、仕上がりにも影響してきます。
そういう理由からも湯河原町から砂を運んでいます。
ちなみにこの写真の砂は神奈川県足柄上郡の山北町で採掘されているそうです。
楽居では住まい手のためにつねに信頼できる材料を使っています。