玄翁
2017/2/3
こんにちは大工の浅利です。
今日も寒いですが雲ひとつない快晴ですね〜
室内での造作材も次々と取り付けられています。
さて今日は現場の大工さんの腰袋の中に必ず入っているものを紹介したいと思います。
大工さんたちは玄翁(げんのう)と呼んでいます。
釘を打つ、鑿を叩く、鉋の刃を調整するなど現場では大工の手の延長となってなくてはならないものです。
玄翁は重さも様々種類があり大工たちは作業の用途により使い分けてます。
ちなみに玄翁の重さの表記は昔の尺貫法の表記の匁(もんめ)を使うことが多いです。上の写真の玄翁は80匁(約370g)です。
2枚の写真の玄翁の柄は自分で仕込んだものです。自分の手に合う様何度も削り直し仕上げました。
やはり綺麗な仕事をするためには自分の道具を大切にし、手入れを欠かさずする事でまた作業が何倍にも楽しくなります。
住まい手のためにいい仕事をするためにこれからも自分の道具を大切にしていくのだと思います。