三浦 E邸
[新築戸建]
三浦海岸沿いに車を走らせ、細い山道をのぼった先に建つ平家。
豊かな緑に囲まれた敷地には、広い芝生の庭が広がり、その延長線上に穏やかな海の景色が続きます。
大開口の窓から海、山、空を眺め、自然との一体感を感じながら、穏やかにもアクティブにも過ごせる住まいです。
一般住宅としてはめったにない長手13間(約23m超)の建物。
そして平家。
基礎巾木から屋根板金まで、外回りはブラックで統一しています。
※画像では紺色に見えるかもしれませんが、実物はブラックです!
玄関を開けると、大開口の窓越しに広がる海と緑。
この景色を見れば、カーテンやブラインドを付けずに、開放的に過ごされている理由もわかります。
北向きのLDKながら、高窓と天窓を設けたことで、柔らかい光が入る明るい空間。
床板は幅広(180㎜)の吉野杉。
節がほとんどないものを使用しています。
薪ストーブは、ドイツのアイアンドッグ No.7
ストーブ下の床は、灰対策として自然石を敷いています。
ストーブ背面は、蓄熱効果のある土壁。
ふだんは多治見の土を使うことが多いですが、こちらは関東 荒木田の土。
ホビットルーム(書庫)への入り口は、土を丸く塗って仕上げました。
キッチンはII型。
通路幅を1.3m確保し、広々と使えるオーダーキッチンです。
天板は無垢板を剥ぎ合わせたもの。シンク側は長さが4.5mあります。
水場で無垢板の天板を使う事を躊躇される方もいますが、お手入れは他の素材とそんなに変わりません。
コンロ側の壁にはイタリア製のレトロなデザインのタイル。
照明はシンプルな真鍮のペンダントとブラケットで揃えています。
こちらは子ども室。
障子を開けると、小上がりの畳スペースになっています。
他の個室からも、広々としたお庭の様子が眺められます。
続いて水回り。
こちらは無垢板天板を用いたシンプルな造作洗面台。
壁は漆喰、床板はヒノキです。
浴室は4面シックなグリーンのタイルで仕上げました。
もう一つの洗面。
こちらは少しデザインを変えて、キッチンと同じ無垢板接ぎ合せの天板。
壁はヒノキの板貼り、床はタイルで仕上げています。
浴室は洗面室と扉で仕切らず、オープンなつくり。
浴槽の前に大きな木製窓を設けて、近隣から隔絶されたプライベートなお庭を眺めながら入浴できます。
(写真にはまだ写っていませんが、窓の外にはデッキが完成しています。)
壁面は、タイルとヒノキの板を使い分けて仕上げています。
トイレの手洗いは、曲がりのある一枚板と信楽焼のボウルの組み合わせ。
水栓や配管、紙巻は全てブラックで統一し、タオル掛けのみ真鍮でアクセント。
漆喰の壁は、陰影が美しい引き摺り仕上げです。
季節はクリスマス。
日が沈んでからも、素敵な時間が続きます。
書庫はステキな隠れ家に。
軒下のデッキで過ごす贅沢な時間。
移りゆく空の色を眺めていると、時が経つのを忘れてしまいそうです。
三浦 E邸
所在地 | 神奈川県三浦市 |
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