楽居の施工事例

長谷 I邸

[戸建リノベーション]

色濃い緑に囲まれ、涼やかな風が吹き抜ける鎌倉 長谷。
名のあるお寺や大仏観光の喧騒を抜けると、凛とした空気感ただよう閑静な住宅街が広がります。その一角にたたずむ築50年ほどの平屋 I邸。古民家ならではの風格や趣はそのままに、新たな命を吹き込んだリノベーション住宅です。

今回のリノベーションでは、もともと二部屋だった間取りを変更し、二室をつなげてゆとりあるLDKに。
天井裏にかくてれいた梁も見せ、勾配天井にしています。

ダイニングキッチンは、L型のオーダーキッチンと大きな一枚板のテーブルを組み合わせて造作したもの。カウンター越しに会話もはずみます。

味のある木サッシは生かして、枠を付け替え、
欄間のガラスは、リノベーション時に新たに仕込みました。

日が落ちると、このような雰囲気に。

リビングダイニングに面する広い屋根付きデッキ。

格子で囲まれているため、外部からの視線を気にすることなくくつろげるスペースです。
格子の上部は蔀戸になっていて、開閉もできます。

トイレは既存の設えを生かして、最新のタンクレスを設置。

お風呂は、琺瑯の浴槽、十和田石、無節のヒノキ。
床はひんやり感を軽減するサーモタイルを採用しました。

お風呂から中庭のデッキ、巨大盆栽を望みます。

座敷は、既存を生かして、壁の塗り替え(漆喰)と畳の表替えを。
堀炬燵と座卓は新設しました。(床の板を取り外して使います)

今回のリノベーション時に、お庭の一角にテラスと水盤を設けました。
水面に映り込む緑はもちろん、お月見も楽しめます。

元々の家を気に入っておられたご夫妻ですが、お二人でのんびりした生活を楽しむために、基盤となる家をしっかりしたいと今回のリノベーションを決断されました。

すっかり夜が更け、格子のデッキからこぼれる光が行灯のよう。
新たな命を吹き込んだこの家で、穏やかで素敵な時間が刻まれていくことと思います。

長谷 I邸