お庭について

2017/9/16

こんばんは

台風が心配なこの三連休。

アンジューでも、屋外の鉢植の植物をせっせと避難させています。

被害が少ないことを願うばかり。

 

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今日は、お庭について。

先日、「お庭だけでも相談できますか?」と問い合わせを頂きました。

4、5年前に新築したそうですが、これまでお庭は手付かずで、

そろそろ仕上げたいとのこと。

 

狭いスペースですが、できますか?というご相談でした。

外構のみの相談は珍しいことですが、こんな相談ももちろん可能です。

 

現場を見ると、確かにスペースはあまりありませんが、

だからこそ、そのスペースで何をどう使うかが、腕の見せ所です。

 

楽居では、住宅を計画する時、予算的に外構までは難しい場合でも、

お庭の使い方をある程度想定して、敷地全体の使い方を考えるようにしています。

 

実際には、考えた通りの使い方にはならないこともありますが、

何十年という長い時間軸の中で、

どのようなことが想定されるかを考えておくことはやはり必要です。

建物だけでなく、その周りも含めて、

住まい手とイメージを共有することで、より良い家づくりができると思います。

 

建物ができても、外構・お庭が決まらないと、

あれ?家はいいんだけど、なんだかイメージと違うな、と。

 

これが、お庭がきちっとできると、

あれ?なんだか前よりもっと家が素敵に見える! と、こうなります。

 

こんな風に。あら素敵。

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今回のように、お庭を決めたい、という方は、残念ながら多くはありません。

楽居のOBはみなさん、家もお庭もすごく頑張っていますが、

世の中の多くは、そうではありません。

 

街を歩いていると、コンクリートで全て覆ってしまっている家を見かけます。

手入れが嫌だからと、敢えてそうしているところもあると思います。

 

考え方は人それぞれなので、否定はできませんが、

せっかく一軒家を選ぶのであれば、小さなお庭でも、植物を植え、

少しでも暮らしに取り込むべきではないかと私は思います。

そうでなければ、地面に接している意味は?

マンションでもよかったのでは?なんて思えてなりません。

 

コンセプトハウスのアンジューの庭には、たくさんの植物が植わっています。

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水をあげて、草を取り、落ち葉を拾ってを、

毎日毎日これでもかと繰り返す訳ですが、

面倒だと思うか、はたまた食事をとるのと同じように、生活の一部と思うかで、

心持ちは随分変わり、徐々に楽しみの一つに変わります。

アンジューの庭仕事は、私にとっては、今や息抜きになっています。

(あんまり広すぎると、そんなことも言ってられなくなりますが、、)

 

お庭について考えることは、家について考えることでもあります。

家を建てる時には、お庭はセットで考えて、

お庭がまだできていない家の方は、家の在り方を再考してみてはいかがでしょうか。

家も暮らし方も、きっとより良いものになると思います。

 

はやさき