ウッドデッキのメンテナンス
2017/2/19
こんにちは
先日春一番がふきましたね。
庭の木々も芽吹き始めています。
楽居では、ウッドデッキの材料は杉の赤身(芯の部分)を使っています。
カリンやイペといった樹種も耐久性に優れていますが、
金額は杉の10倍以上と、材料コストがかかるため、
実は耐久性がとても高い杉の赤身を使用しています。
また、カリンなどに比べて、杉は柔らかく足あたりがよいので、
使っていても足が疲れる事がありません。
杉の場合、環境にもより、5年から10年程度で部分的に腐りがでたり、
材が痩せてきたりとメンテナンスが必要となります。
もちろんすべてを作り替える必要はなく、
必要なところだけに手を入れてあげることで、
その先また5年10年と使う事ができます。
メンテナンスフリーをうたった樹脂製のデッキ材なども売られていますが、
やっぱり本物の木の良さには敵いません。
もちろん、どこに価値を見い出すのかは、人それぞれですが、
愛着を持って、手をかけて、使っていってもらえれば、
作り手としてはとても嬉しいことです。
ここ最近、私が楽居に入ってすぐの頃にウッドデッキをつくった2軒が、
約7、8年目で、傷みがでてきたと、住まい手から連絡をいただきました。
もうそんなに経ったのかと感慨深い気持ちです。
これからも長く使ってもらえるように、
楽居の大工が責任を持ってしっかりメンテナンスに伺います。
写真は私の一番最初の現場だった稲村ケ崎のパン屋さん、リチャードのパンです。
はやさき